アイ村100%のシャンパーニュ(シャンパン)を造っているレコルタン・マニュプラン(RM)です。長年にわたりブドウ栽培農家でしたが、1968年にレコルタン・マニュプランを創設。
2006年に一般にシャンパーニュ(シャンパン)がリリースされたメゾンの『アンドレ・ロジェ』をご紹介します。
シャンパーニュ地方の中心、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのアイ村にある、アンドレ・ロジェのメゾンは1876年よりブドウ栽培の名家として大手メゾンにぶどうやバルクワインを販売して、経営を営んできました。畑はアイ村に4haとアイ村の東側に隣接するプルミエ・クリュです。
4代目の「アンドレ・ロジェ」が1968年に、レコルタン・マニュプラン(RM)を創設した後も、引き続き、ボランジェなど大手メゾンにぶどうを販売していました。
現当主の5代目の「ジャン・ポル・ロジェ」に継承されると「先祖の残してくれた素晴らしい、アイ村の古樹で自分の理想のアイ村のシャンパーニュを作ってみたい」と、厳格なリュット・レゾネ栽培へ転換ました。また、ぶどう果汁は、一番搾りのみの使用、区画ごとの細かい醸造などの研究を重ね、設備の刷新も図りました。他に、シャンパーニュ愛好家の意見に耳を傾け、品質の向上をはかり、少しずつ納得のできる品質になり、自社瓶詰の量を増やしてきました。
そして2006年、アンドレ・ロジェのシャンパーニュ(シャンパン)が一般市場へリリースされました。使用しているぶどうは、アイ村のもので、あとのプルミエ・クリュは、大手メゾンに販売しています。
現在、アイ村と名前がつけば高値で売られ、100%アイ村ではないシャンパーニュ(シャンパン)が売られている中で、アンドレ・ロジェは、(一部ブラン・ド・ブランのみ、マルイユ・シュル・アイのシャルドネを使っている以外は、)グラン・クリュ アイ村100%のしかも高品質のシャンパーニュ(シャンパン)です。
アイ村の品質の良いブドウは、大手メゾンにほとんどが売られたり、栽培されたりしていて、アイ村という、テロワールがわからないものも、多く出回っていますが、アンドレ・ロジェのシャンパーニュは、アイ村のテロワールと、造り手の真摯な努力により、特にアイ村の特徴が出ているシャンパーニュ(シャンパン)になっています。
また、アイ村には、ところどころにシャルドネが植わっていて、そのグラン・クリュシャルドネとプルミエ・クリュのシャルドネで造られる、「ブラン・ド・ブラン」もラインナップに入っています。
そして、アンドレ・ロジェのシャンパーニュ(シャンパン)は、単体で飲むよりも、お食事と合わせて頂くのが一番アイ村の特徴を引き出すものとなっています。
・Brut Grande Réserve Grand Cru(ブリュット グランド・レゼルヴ グラン・クリュ)
ピノ・ノワール60~70%、シャルドネ30~40%
・Brut Blanc de Blancs Nuance(ブリュット ブラン・ド・ブラン ”ニュアンス”)
シャルドネ100%
・Brut Rosé Grand Cru(ブリュット ロゼ グラン・クリュ)
ピノ・ノワール100%
・Extra Brut (エクストラ・ブリュット ”ナチュール” グラン・クリュ)
ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
・Brut Millésime Grand Cru(ブリュット ミレジム グラン・クリュ)
ピノ・ノワール85%、シャルドネ15%
・Brut Vieilles Vignes Grand Cru
ピノ・ノワール100%