2023年4月28日
ヴーヴ・シュルランは、1898年にシャンパーニュ地方の最南端であるコート・デ・バール地区のセル・シュル・ウルス村に、エドモンド・シュルランによって設立されたシャンパーニュ・メゾンのご紹介をします。
エドモンド・シュルランが最初のブドウの樹を植えたのは、わずか17歳というから驚きです。ヴーヴ・シュルランの自社畑はわずか3haで、セル・シュル・ウルス、ランドロヴィル、ロッシュ・シュル・ウルス、サン・テュサージュに跨がっています。
家族経営を行っているレコルタン・マニピュランです。ピノ・ノワール100%で造られるブラン・ド・ノワールは果実味豊かな味わいです。畑はキンメリジャンで知られる粘土石灰質土壌で、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブランが栽培されています。
2代目レイモンド代の1930年代には、オーブ県で初めて独立したシャンパーニュ・メゾンとなりました。50年後の1978年には、エドモンドの孫である、アラン・シュルラン自らブドウ畑を設立することを決め、ヴーヴ・シュルランというブランドを立ち上げました。
1985年にはオーブ県初のワイン商で大規模な流通ルートを持つ、メゾン・ジャン・アルヌを買収しています。1996年からは、リュット・レゾネ栽培を取り入れています。また、醸造は品種ごとに別々に行われ、バランスを保つためにノン・ヴィンテージシャンパーニュには2ヴィンテージを使用しています。
・Carte Noire NV (カルト・ノアール )
ピノ・ノワール100%