皆さんは、シャンパーニュ(シャンパン)を、飲む時、どのようなグラスで、飲むか、意識して飲んでいますか。なんとなく、お店では、細長いグラスに注がれていて、泡が立つのを見て、飲んでいるだけかもしれません。では、自宅では、どんなグラスで飲んだらいいのか、シャンパーニュ(シャンパン)に、まつわるグラスをご紹介します。
こちらの語源は、マリー・アントワネットや、ポンパドール夫人が、由来とも言われています。いくつか諸説がありますが、17世紀のフランスでは、シャンパーニュ(シャンパン)は、甘口で、ケーキなどの甘いお菓子と、食べ合わせをしていて、お皿の代わりをしていた、とも言われています。
このグラスは、飲み口が広く、グラスが浅くなっているため、会食事にお互いの顔を見て会話ができるということで、会食によく使われていました。結婚式などお祝いの席では、こちらのクープグラスが乾杯に使われていたり、シャンパーニュ(シャンパン)タワーでも使われていたり、華やかな雰囲気にぴったりなシャンパーニュグラスです。
次に、ご紹介するのは、「フルートグラス」です。このグラスは、細長いグラスです。このグラスの長所は、泡立ちがとても綺麗に見られることです。グラスの底から、液面までの距離が長いため、細やかな泡が立ち上る様子が、見て取れます。フルートグラスにも少し形の違ったものがありますが、シャンパーニュ(シャンパン)の香りを、よりよく感じたいのであれば、少し口先のつぼまったものが、お薦めです。つぼまっている分、その周りにシャンパーニュ(シャンパン)の香りが、すぐに逃げずに、こもり、飲む時に、ちょうど良い香りが鼻に入ってきます。
また、特にビンテージシャンパーニュ(シャンパン)や、グラン・クリュのシャンパーニュ(シャンパン)を、飲む時には、ビンテージ専用のグラスも販売されています。形は、ほとんど白ワイングラスと同じで、ほんの少し、白ワイングラスよりも液体が入る部分が、長くなっています。
オーストリアのメーカーで、ワインの種類ごとに、形を、変えてグラスを、選ぶという、革命的なことを、行ったメーカーです。各地で、グラステイスティングを、行い、業務用や、個人宅用高いレンジのものなど、何種類ものグラスを、発売しています。百貨店にも入っていて、各店には、リーデルの専門の販売員さんが、対応してくれます。
同じく、オーストリアのメーカーで「ロブマイヤー」があります。こちらは、青山に総代理店があり、とても素敵なショールームになっています。ガラスがとても薄く、全て手作りのため、並べてみると、形が違うのが、わかります。こちらのメーカーでも、ワインの種類によって、形の違うグラスを用意していて、シャンパーニュ(シャンパン)だけでなく、赤ワイン、白ワインのグラスや、ボンボングラスなども、とても薄いガラスで造られています。
他には、日本のメーカーでもシャンパーニュ(シャンパン)グラスが、造られており、有名なところでは、「木村硝子」「スガハラガラス」などが、あります。どちらも繊細な造りで軽くて、若手シェフからも絶大なる信頼があり、都内のレストランでもよく見かけますね。
ビンテージシャンパーニュは、通常のNVのシャンパーニュ(シャンパン)とは違い、特にぶどうの出来が、良かった年のみに造られているシャンパーニュ(シャンパン)なので、グラスも是非通常のものとは違う、ビンテージシャンパーニュ(シャンパン)用のグラスで、飲むのがお薦めです。
特に、ビンテージシャンパーニュ(シャンパン)グラスを、用意しなくても、白ワイン用のグラスがあれば、是非、そちらで飲んでみてください。通常のグラスでのむよりも香りや味が、豊かな味わいに感じます。
お店で、グラスシャンパーニュ(シャンパン)を注文するとき、数種類あれば、どれから選んで、注文するか迷うこともあると思います。数種類のシャンパーニュ(シャンパン)を、食事に合わせる時は、アペリティフとして軽めのものから始め、その後の食事の事を考えて、合わせるのが、おすすめです。
もちろん、その時のお料理の内容によって、前後が、逆になったり、最後に合わせたりするデザートによっては、軽めのもので締めることもあるかもしれません。その時は、是非お店の方に色々質問してみて、なぜその食事に、そのシャンパーニュ(シャンパン)が、合うのか聞いてみてください。
グラスシャンパーニュだけの場合は、何杯飲むかにもよりますが、やはり軽めのものから選んでみてはいかがでしょうか。
シャンパーニュ(シャンパン)好きの方であれば、外出先でも飲みたくなる事が、あると思います。例えば、ピクニックや、新幹線の中、ベランダなど、屋外で飲むシャンパーニュ(シャンパン)は、屋内で飲むシャンパーニュ(シャンパン)とは、また違った味わいがします。
ただ、落として割ってしまう確率も高く、持ち運びの時も危ないことが、多いのでプラスチック製のシャンパーニュ(シャンパン)グラスが、おすすめです。大きなワインショップや、ロフト、東急ハンズや百貨店にも、屋外用に、割れにくいグラスが置いているお店があります。
また、ネットで「割れにくいグラス」「ピクニック用のグラス」などで、探せば、色んな種類が出てきます。
シャンパーニュ(シャンパン)のグラスについて、ご紹介しました。一口に、シャンパーニュ(シャンパン)グラスと言っても、目的や、メーカーによって、さまざまな種類があります。また、グラスの形も時代があり、進化しています。是非、いくつか試してみて、ご自分の好きな、シャンパーニュ(シャンパン)には、このシャンパーニュ(シャンパン)グラスが合う、というのを見つけてみてみませんか?