ドゥラモットは、1760年創業のシャンパーニュ(シャンパン)メゾンです。メゾンの中でも老舗中の老舗のドゥラモットは、シャンパーニュ(シャンパン)の歴史とともに歩んできました。そして、あのサロンの姉妹的存在として、世界中に名前が知れ渡っています。洗練された品質と歴史を持つ「ドゥラモット」をご紹介します。
ドゥラモットは、現在、ル・メニル・シュルオジェ村に、拠点を置いています。創業は、1760年で、シャンパーニュ(シャンパン)メゾンの中でも、老舗であり、シャンパーニュ(シャンパン)の歴史とともに歩んできた、メゾンです。また、シャンパーニュ(シャンパン)愛好家であれば、ほとんどの方が、大好きである、「サロン」の姉妹メゾンと、いう位置づけになっていることは、世界的にも有名です。
その「サロン」は、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュ(シャンパン)のみしか、リリースしていません。ですので、この100年間の間には、30ヴィンテージのみしかリリースされていません。その30ヴィンテージ以外に、収穫された年のぶどうで造られた、シャンパーニュ(シャンパン)が、ドゥラモットのシャンパーニュ(シャンパン)という名前で、リリースされているのです。
そして、ドゥラモットの歴史の中の人物は、フランスの歴史の中でも活躍し、創業者である、フランソワ・ドゥラモットの長男のニコラ・ルイは、マルタ騎士団のシュヴァリエ(騎士)でした。1824年に、アルトワ伯のシャルル・フィリップが、国王シャルル10世として即位したときには、商事裁判所長官として参列しておりレジオン・ドヌール勲章を受けています。
このドゥラモットの名前でリリースされている、アイテムは、「ブリュットNV」「ブラン・ド・ブランNV」「ブラン・ド・ブラン・ミレジメ」「ロゼNV」の4アイテムになります。このアイテムは、自社がもつル・メニル・シュルオジェ村をはじめ、優良なシャルドネを輩出するコート・デ・ブランのグラン・クリュ畑で、収穫されたシャルドネの個性が詰まったものになっています。
瓶内熟成期間は、スタンダードキュヴェのNVでさえも、30~36か月と、ミレジメと同じように長くブラン・ド・ブランNVでは、4~5年間、瓶内で澱とともに熟成されています。サロンの姉妹メゾンであるだけあり、サロンと味が、似ていることはよく知られています。
メニル、アヴィーズ、オジェ、クラマンのシャルドネが、アッサンブラージュされた、ブラン・ド・ブラン・ミレジメに至っては、プチ・サロンと、思うほど上品で、複雑な味が堪能できます。その一方でロゼが、独特な味を出しています。ブージィ、アンボネイ、トゥール・シュール・マルヌなど、モンターニュ・ド・ランス南部のピノ・ノワールと、メニルのシャルドネを、用いたシャンパーニュでは、珍しいセニエ法によるロゼであり、果実味のある重厚な味が際立ちます。
このように、洗練されたサロンと同じような、スタイルをもつドゥラモットは、食事のコースでの食前酒としてはもちろん、素材を重視したフランス料理や伝統的な日本料理とも、相性があうシャンパーニュ(シャンパン)となっています。
・ブリュットNV(Brut NV)
シャルドネ55%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ10%
・ブラン・ド・ブラン NV(Brut Blanc de Blancs NV)
シャルドネ100%
・ブラン・ド・ブラン・グラン 2007(Brut Blanc de Blancs 2007)
シャルドネ100%
・ブリュット・ロゼ NV(Brut Rose NV)
ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%