タルランは、1928年からシャンパーニュ(シャンパン)の生産を始め、RM(レコルタン・マニピュラン)の先駆者とされるメゾンです。ぶどうの栽培から醸造、発酵、ドサージュに至るまでのすべての工程で、ぶどう畑の各区画の個性を十分発揮させることを第一に考えながらシャンパーニュ(シャンパン)造りをしているタルランをご紹介します。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のウイィ村を本拠地とするタルランの創業は1687年で、ぶどうの栽培からスタートしました。その後、白・赤ワインの製造を経て、1928年、ウイィ村長でもあった8代目の時に、自らのシャンパーニュ(シャンパン)を作るRM(レコルタン・マニピュラン)となりました。
現在は、11代目のジャン・マリ・タルラン氏と、その長男の、12代目ブノワ・タルラン氏が、14ha、55区画の畑を所有し、家族経営でシャンパーニュ(シャンパン)を作っています。
ぶどう栽培は、CIVC(シャンパーニュ委員会)の技術部門の責任者でもあるジャン・マリ氏の経験をもとに、自然環境を守りながら、テロワールの個性が出るよう意識して行います。収穫したぶどうは、その個性が残るよう最新式のプレス機で、できる限りすぐに圧搾します。そして、区画ごとに醸造を行い樽による発酵を行うのも、それぞれの区画の個性、特徴を大切に残し表現させるためです。平均5年の熟成の後、できるだけドサージュなし、または最小限にして出荷されます。
また、世界中のワイン産地を訪れた経験があり、柔軟な発想を持つ若きブノワ氏は、シャンパーニュ(シャンパン)の代表ぶどう品種、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエに加えて、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエという古代品種の栽培も始めました。その3つの古代品種の頭文字から名づけた「BAM!」という混醸キュヴェのほか、ピノ・ムニエ100%のシャンパーニュ(シャンパン)を作るなど、新しいことにも果敢にチャレンジしています。
・Tarlant Reserve Brut タルラン レゼルヴ ブリュット
ピノ・ノワール33%、ピノ・ムニエ33%、シャルドネ33%
・Tarlant Tradition Brut タルラン トラディション ブリュット
ピノ・ノワール56%、ピノ・ムニエ39%、シャルドネ5%
・Tarlant Zero Brut Nature タルラン ゼロ ブリュット・ナチュール
ピノ・ノワール33%、ピノ・ムニエ33%、シャルドネ33%
・Tarlant Rose Zero Brut Nature タルラン ロゼ ゼロ ブリュット・ナチュール
シャルドネ50%、ピノ・ノワール44%、ピノ・ムニエ6%
・Tarlant Rose Brut タルラン ロゼ ブリュット
シャルドネ50%、ピノ・ノワール44%、ピノ・ムニエ6%
・Tarlant Cuvee Louis Brut Nature タルラン キュヴェ・ルイ ブリュット・ナチュール
ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
・Tarlant La Vigne Royale Blanc de Noirs Extra Brutタルラン ラ・ヴィーニュ・ロワイヤル ブラン・ド・ノワール エクストラ・ブリュット
ピノ・ノワール100%
・Tarlant La Vigne d’Antan Non Greffee Chardonnay Brut Nature タルラン ラ・ヴィーニュ・ダンタン ノン・グレフェ・シャルドネ ブリュット・ナチュール
シャルドネ100%
・Tarlant La Vigne d’Or Blanc de Meuniers Brut Nature タルラン ラ・ヴィーニュ・ドール ブラン・ド・ムニエ ブリュット・ナチュール
ピノ・ムニエ100%
・Tarlant BAM! Brut Nature タルラン バム! ブリュット・ナチュール
プティ・メリエ68%、ピノ・ブラン16%、アルバンヌ16%