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ナチュラルかつ存在感のあるシャンパーニュ【マルゲ】

歴史あるマルゲは、その伝統から脱却して、ぶどうの有機栽培と、テロワールが生きたシャンパーニュ(シャンパン)作りへの挑戦を始め、年々、その味わいにパワーやスケール感を増しているメゾンです。グラン・クリュ村の恵まれた土地がもたらすぶどうを用いて、ナチュラルかつ存在感のあるシャンパーニュ(シャンパン)を生み出しているマルゲをご紹介します。

 

■マルゲ(MARGUET)の生産者紹介

マルゲは、モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ村のひとつ、アンボネイ村を拠点とし、現当主のブノワ・マルゲが5代目という、歴史あるメゾンです。アンボネイ村のほかにも、グラン・クリュ村のブージィ村、ヴェルズネイ村などに、畑を所有しています。

4代目までのマルゲは、ドサージュの多い、伝統的なスタイルのシャンパーニュ(シャンパン)を作っていましたが、その跡を継いだブノワ・マルゲは、天才エノログ(ぶどう栽培・ワイン醸造技術者)と評されるエルヴェ・ジェスタンの指導を受け、テロワールに忠実なシャンパーニュ(シャンパン)作りという、新たな道へ挑戦することを決意しました。

しかしこの挑戦は、代々続くメゾンの体質ゆえに、身内からは大きく反対され、妻とは離婚することになってしまいます。それでもブノワ・マルゲは信念を貫き、2006年からエルヴェ・ジェスタンとの共同作業を始めて、ぶどうの有機栽培、そしてよりナチュラルなシャンパーニュ(シャンパン)作りへの転換を果たしました。

また、素晴らしいワインを作るためには、まずは土壌ありきという考えで、2010年には、馬による畑の耕作を始めました。土壌のミネラル、植物相、動物相という、テロワールの3つの要素にとって、馬のはたらきは重要であるとしています。

特にアンボネイ村、ブージィ村は、たぐいまれなるピノ・ノワールの産地です。新時代のマルゲは、そんな最良の有機ぶどうを用い、ドサージュは、エクストラ・ブリュットの範囲内、そしてSO2も極々微量、もしくは無添加にして、ナチュラルで繊細ながら、力強さ、スケール感を兼ね備えたシャンパーニュ(シャンパン)を生み出しています。

 

 

■マルゲ(MARGUET)のアイテム一覧

・エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ノワール プルミエ・クリュ Extra Brut – Blanc de Noirs Premier Cru

ピノ・ノワール70%、ピノ・ムニエ30%

 

・エクストラ・ブリュット レゼルヴ・グラン・クリュ Extra Brut – Réserve Grand Cru

ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%

 

・エクストラ・ブリュット アンボニアキュス・グラン・クリュ Extra Brut – Amboniacus Grand Cru

ピノ・ノワール62%、シャルドネ38%

 

・レ・クレイエール グラン・クリュ Les Crayeres Grand Cru

シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%

 

エクストラ・ブリュット ロゼ・グラン・クリュ Extra Brut – Rosé Grand Cru

シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%

 

・エクストラ・ブリュット プルミエ・クリュ サピエンス Extra Brut – Premier Cru Sapience

ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ

 

・ブリュット・ナチュール ル・メニル・シュール・オジェ グラン・クリュ Brut – Nature Le Mesnil sur Oger Grand Cru

シャルドネ

 

・ブリュット・ナチュール レ・ベルモン グラン・クリュ Brut – Nature Les Bermonts Grand Cru

シャルドネ

 

・エクストラ・ブリュット エレモン・オンズ・グラン・クリュ Extra Brut – Elements 11 Grand Cru

ピノ・ノワール66%、シャルドネ34%

 

                                
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