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ガストロノミーレストランに好まれる【ラリエ】

ラリエは、「グラン・クリュ」に分類される数少ない村の1つ、ピノ・ノワールが素晴らしいアイ村にて1906年に設立され、創立時から現在まで、アイ村の素晴らしい遺産があるメゾンです。ガストロノミーの場面で飲まれることを常に念頭に置いて、素晴らしい飲食の芸術を分かち合うことをモットーにシャンパーニュ(シャンパン)を生産しているラリエをご紹介します。

 

アイ村をはじめとしたグラン・クリュを重んじるメゾン

 

○ラリエとは

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のアイ村(グラン・クリュ村)を拠点とするNM(ネゴシアン・マニピュラン)のメゾンです。品質を守るため、年40万本に限定してシャンパーニュ(シャンパン)を生産しています。

15haの畑を所有していて、その多くがグラン・クリュです。自社畑のぶどうで生産量の40%を賄っています。

 

○ラリエの歴史

ラリエは1906年、ルネ・ラリエ氏によってアイ村に設立されました。1936年にはアイ村がグラン・クリュ村のひとつに認定されました。

1996年、創業者の孫であるルネ・ジェームズ・ラリエ氏が継承すると、生産設備の近代化を図り、何年もの間シャンパーニュ(シャンパン)を熟成させられるようセラーを一新しました。また更なる品質向上のため、フランシス・トリボー氏にコンサルタントを依頼しました。フランシス氏は、ロムリー村の実家のメゾンでワイン作りをしながら、いくつかのメゾンでコンサルタント業をしている人物でした。

そのフランシス氏が、2004年にラリエを買い取り、オーナーとなりました。

 

 

○ラリエのこだわり

ピノ・ノワールとシャルドネ

傑出したシャンパーニュ(シャンパン)を作るためにラリエでは、最良のピノ・ノワールとシャルドネの2品種を使用します。収穫期には、オーナーのフランシス氏自身が、圧搾機から圧搾機へと飛び回って監督しています。そして契約農家とも、自分が求める品質を得られるよう連携を密にしています。

プレス後は、温度管理のできる、いろいろなサイズの数多くのステンレスタンクを用いて、区画ごとに細かく分けて醸造します。そうしてそれぞれのテロワールを表現する、多様なベースワインを作ります。

 

ガストロノミーとのマリアージュ

フランシス氏は、1989年に世界最優秀ソムリエに選ばれたセルジュ・デュプス氏をはじめとして、世界のトップソムリエたちと交流しています。そして彼らからも支持されるような、ガストロノミーに合うシャンパーニュ(シャンパン)を生産しています。

最良のぶどうを選び、アイ村の優良区画ロリドンのシャルドネの酵母を元とする自家培養酵母を用いて一次発酵させ(2007年~)、マロラクティック発酵はその都度判断し、魔法のようなブレンドの妙を見せ、ドザージュは控えめです。

 

Rシリーズ

2015年に初リリースされたRシリーズ。「R」はRécolte=収穫のことで、例えばR.015は、2015年のワインがベースになっていることを表しています。ベースのワインは80%程度と決めています。ヴィンテージ・シャンパーニュ(シャンパン)ではありませんが、収穫年の個性を反映させることをコンセプトにしたシリーズです。使用するピノ・ノワールとシャルドネの比率は。年によって異なります。

 

ラリエのアイテム一覧

 

  • ベースワインの個性を尊重して作られる、フランシス氏発案のシリーズ

Lallier R.018 Brut ラリエ R.018 ブリュット
ピノ・ノワール56%、シャルドネ44% ドザージュ8g/L
2018年の葡萄70%、リザーブワイン30%使用(2017, 2016, 2014)
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  • グラン・クリュの2品種を用いたヴィンテージ・シャンパーニュ(シャンパン)

Lallier Millesime 2010 Grand Cru ラリエ ミレジム2014 グラン・クリュ
ピノ・ノワール73%、シャルドネ27% ドザージュ8g/L
ヴェルズネー、アイ、アンボネー、アヴィズ、クラマン、オジェのブドウを使用

 

  • 念入りな手仕事で仕上げた作品(ウヴラージュ)であるトップキュヴェ

Lallier Ouvrage Grand Crus Élevé Sous Liège Extra Brut ラリエ ウヴラージュ グラン・クリュ

ピノ・ノワール60%、シャルドネ40% ドザージュ4g/L
オジェのシャルドネ1区画。アイのピノ・ノワール1区画(樹齢46年の葡萄樹)
瓶内熟成時には王冠でなくコルクを使う伝統的な方法で、手作業のデゴルジュマン(ア・ラ・ヴォレ)を行ないます。

 

                                
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