2008年はどのシャンパーニュ地方もあたり年と言われて、様々なメゾンからビンテージがリリースされていますが、その中でもサロン2008はマグナムで、アソートセット100万円で発売するという衝撃です。サロン好きとしては、リリース仕立ても飲んで思いを馳せたい気持ちがあります。今まで通算シャンパーニュ会を200回以上主催していますが、その中でも印象的なサロン会で初シャンパーニュ会のレポ記事をご紹介します。
シャルドネの最高峰であるル・メニル・シュール・オジェのみで作られるブラン・ド・ブランを単一の村、収穫年、品種で作り、一番搾りのクリーンな果汁のみ使用しています。
しかも「サロン」独自の哲学による、納得がいった年のみだけで造られます。1905年初ヴィンテージ以来、これまで出荷されたシャンパーニュは100年で、たった37回のみです。
一般的なシャンパーニュメゾンでしたら、ノン・ヴィンテージ、ロゼ、プレステージの構成でいくつかの種類があります。「サロン」は1種類のみ!
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2008年は当たり年と言われて、最高のビンテージでもあるのですが、収穫量も少なくてマグナムサイズのみで8000本のみ。しかもアソートセットで2004、2006、2007年がセットになり販売価格は100万円!
世界同時発売されたのですが、即完売したようです。
銀座おのでらのワインバーエクラさん(2020年11月末で閉店)
大理石のカウンターテーブルが印象的な大人な落ち着いた銀座のワインバー
カウンター8名貸し切りで、7月7日1年というより人生で1回しか飲めない!?意味合いも込めて七夕の日に開催笑
もちろん従業員も参加者の皆様にもご協力頂いて、コロナ対策もバッチリして開催しました。
同じビルに2021年にミシュラン一つ星を獲得した『薪焼き銀座おのでら』も経営されています。
サロン2008
ドゥラモット2008
サロンを飲むならやはり妹的存在のドゥラモットは忘れてはいけない。
同じ2008年ビンテージをあわせました。
こうやってテーマを決めるシャンパーニュ会も楽しいものです。
飲み比べるとやはり違いがハッキリわかりますし、それがシャンパーニュ会の醍醐味です。
そしてこの日は、市村ソムリエを通して、サロンの当主ディディエ氏にコメントをお願いしていたのですが…なんと、ZOOMでコメントをしてくれるというサプライズ!!
参加者のみなさんも大感激でした!!個人のシャンパーニュ会に大好きなサロンの当主がライブしてくれるなんて興奮気味に。
市村ソムリエがフランス語が堪能なので、同時通訳してくれました。
画面越しにディディエ氏が2008年はどんな年で、サロンを造ることにしたかなどお話ししたり、質問も聞いてくれたりととっても貴重なお時間でした。
どんな料理に合うか?
いろんなシチュエーションがあると思うけど日本料理に合わせて、アワビの蒸し焼きで海の香りを楽しむといい。もちろんフランス料理で、バターと合わせるのも美味しいです。
サロンはバター、クリームソースとの相性は抜群!
前菜の盛り合わせ
少しずつ楽しめる盛り合わせは毎回お願いするお皿。
スパイスが効いたキャロットラペ、枝豆、自家製のハムなど
パスタ
自家製のサルシッチャのパスタ
サロン2008
飲む前はやっぱり硬いかな…と心配してましたが、2008年の風格を感じました。リリース仕立ててでも圧倒的な存在感で、喉を通るのに爪痕を残していきました。長期熟成なので、20年〜30年後にもう一度飲みたいシャンパーニュなのは確かです。