ある愛飲家が作り出したこだわり抜いて、趣味が講じて1914年に設立したメゾンです。元々自分たちだけで楽しむために造っていたところ、友人に振る舞ったことで口コミが広がり、マキシム・ド・パリのハウス・シャンパンに取り上げられました。当時の社交界の中心地であり、世界中から美食家が集まっていました。
シャルドネの最高峰であるル・メニル・シュール・オジェのみで作られるブラン・ド・ブランを単一の村、収穫年、品種で作り、一番搾りのクリーンな果汁のみ使用しています。
とことんこだわり抜いた偏愛シャンパーニュです。
しかも「サロン」独自の哲学による、納得がいった年のみだけで造られます。1905年初ヴィンテージ以来、これまで出荷されたシャンパーニュは100年で、たった37回のみです。
一般的なシャンパーニュメゾンでしたら、ノン・ヴィンテージ、ロゼ、プレステージの構成でいくつかの種類があります。「サロン」は1種類のみ!
ヴィンテージシャンパーニュと呼ばれるものは、瓶熟期間は3年ですが、サロンでは最低約10年ほどして瓶内熟成をしてから出荷されます。
出荷してからも熟成が要するヴィンテージが多く、長い年月で熟成できるスタイルがサロンであるともいわれています。
徹底したこだわりの品質だからこそ、世界中から評価され「幻のシャンパーニュ」と讃えられるのですね。
いまでも職人による手仕事スタイルは健在で、多くのメゾンが機械でするオリを瓶の口の部分に集める作業、ルミュアージュをすべて職人たちが行っています。その為、生産本数も少なく、日本に輸入されるのは1万本以下となっているようです。
1905年、09、11、14、21、25、28、34、37、42、43、46、47、48、49、51、53、55、56、59、61、64、66、69、71、73、76、79、82、83、85、88、90、95、96、97 2002年、04、06、07、08