1864年に、アルフレッド・グラシアンが23歳の時にエペルネに設立したメゾンです。なお同年にロワール地方のソーミュール地区にも、スパークリングワインの醸造所を設立しています。
10年後にアルベール・ジャン・メイエ氏というビジネスパートナーと共に、「グラシアン・エ・メイエ」という社名に変更しました。
その後、アルベール・ジャン・メイエの子孫たちが、アルフレッド・グラシアンのワイン造りの哲学を引き継ぎ、この2つの地域の醸造所を発展させます。
1905年に、セラー・マスターとしてガストン・ジェジェ氏が就任し、以降4世代100年以上にわたり、ジェジェ家が醸造責任者を務め、技術と伝統を正確に伝えています。
ブジー村、アンボネイ村以外にも、65のブドウ農家と組み、約50ha分を供給しております。
でき上がったワインを栽培農家と試飲するなど、品質向上に取り組み、最高品質のブドウを確保することで、最高のシャンパーニュが出来上がります。テート・ド・キュヴェ(一番搾り)のみを使用しており、すべてのワインを樽発酵、樽熟成させる数少ない生産者です。
シャブリの生産者から5年以上使用された樽を購入し、毎年丁寧にメンテナンスが行われています。
これにより、ミクロ・オキシダイゼーションが行われ、ワインに円熟さが与えられ、抗酸化作用が生まれるのです。
また、バトナージュ、マロラクティック発酵は一切しない、伝統的な作り手です。
旨味のある酸味を大切にし、ルミュアージュを含むすべての工程を、手作業で行っています。
あえて、ヴァン・ド・レゼルヴを少なめにアッサンブラージュすることで、ヴィンテージ・シャンパーニュのような味わいが生まれています。
現在はドイツのグローバル企業「ヘンケル」の子会社となっています。
・Brut NV(プリュット)
シャルドネ46%、ムニエ29%、ピノ・ブラン25%
・Brut Rosé NV(ブリュット・ロゼ)
シャルドネ40%、ピノ・ノワール37%、ムニエ23%
・Brut Blanc de Blancs Grand Cru 2006(ブリュット・ブラン・ド・ブラン・クリュ)
シャルドネ100%
・Brut Millésime 1999(ブリュット ミレジメ)
シャルドネ63%、ピノ・ノワール17%、ムニエ20%
・Cuvée Paradis Brut 2005(キュヴェ・パラディ・ブリュット)
シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%
・CuvOc Paradis Brut RosC NV(キュヴェ・パラディ・ブリュシャンパーニュパラディ・ブリュット・ロゼ)
シャルドネ66%、ピノ・ノワール24%