希少なシュイィ村産の熟成に適したブラン・ド・ブラン【ピエール・ルグラ】

創業は17世紀で、2001年までレコルタン・マニピュラン（RM）として運営。コート・デ・ブランのシュイィ村に位置する「ピエール・ルグラ」のブラン・ド・ブランのシャンパーニュ（シャンパン）は、数年間にわたる瓶内熟成、デゴルジュマン後の糖とアミノ酸の反応によるブリオッシュやキャラメルのような香ばしい風味を作り出すのが特徴の生産者です。

■ピエール・ルグラの生産者情報

2002年に10代目ヴァンサンが継承した際、畑や貯蔵古酒の相続のためにNMに登録変更し、メゾン名を1662年生まれの創業者の名をとって「ピエール・ルグラ」としました。現在、ネゴシアン・マニピュラン（NM）に変更後も変わらず自社畑のぶどうのみでシャンパーニュ（シャンパン）を造っており、実質的にはレコルタン・マニピュラン（RM）です。

醸造するのは現当主のヴァンサン・ルグラです。

マルヌ川を挟んでアイの南に位置する「シュイィ」は、シャルドネがグランクリュの村ですが、畑の所有者数が少なく、ほとんどの生産者は大手メゾンにぶどうで販売するか、ピノノワールとブレンドするため、実際のシャンパーニュ（シャンパン）としての 「Chouilly 100% Grand Cru」は、なかなか市場には出回りません。
「シャルドネを理想的に熟成させるためには、もともとのぶどうの酸が高くなければなりません。ここシュイィは、白亜質土壌に由来する酸とミネラルが、近隣のコート・デ・ブランの村々と比べても突出して強く出るテロワールですので、熟成に最適なシャルドネを収穫することができます」と当主のヴァンサンは話しています。

リュット・レゾネ栽培で、化学肥料、殺虫剤は一切使用しておりません。またマロラクティック醗酵を行い、一部はブルゴーニュの小樽で熟成しています。

■ピエール・ルグラのアイテム一覧

・Brut Blanc de Blancs Grand Cru（ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ）

シャルドネ100％

・Brut Blanc de Blancs Cuvée Spéciale Grand Cru（ブリュット ブラン・ド・ブラン キュヴェ・スペシアル グラン・クリュ）

シャルドネ100％

・Brut Millésime 2006（ブリュット ミレジム 2006）

シャルドネ100％

・Brut Blanc de Blancs Millésime 1990 Grand Cru（ブリュット ブラン・ド・ブラン ミレジム 1990 グラン・クリュ）

シャルドネ100％